曇りガラスの向こう側へ

正統派のフリーランス心理カウンセラーです

回顧 精神科

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精神科看護で培われた看護観は、一般科とはちょっと違っていて独特な観察力があります。精神疾患の人たちの心理表現やその状態に詳しくなってくるので、一般の人には見分け難い心の内面観察を多少はできるようになります。

日々心的症状のある方たちと関わって過ごしていたわけですからね。



いろんな角度からその人となりを見ていると、人生の機微、哀楽、苦しさ、生き辛さ、家族との関係、人としての解放、理解、寛容のあり方など、自分への学びになるものはここでたくさん学ばせてもらいました。人はかけがえのないそれぞれの価値観で生きており、誰もそれを差別したり笑ったり批判したりすることはできないと思います。



一方でまた、毎日のようにありとあらゆる難解な行動や態度、病的なクレームをつけてナースと関わろうとしてくる患者さんには辟易することも多くあり、爆発性の精神疾患を持った人たちとの向き合い方には正しい知識や対応がないと自身の精神管理も危険を伴いますし、そういった人たちと上手に向き合うには、やはり心理学的な観察力や看護テクニックは必須です。精神科ではこれが出来ないとナースもうつ症状になってしまい易いですからね。

看護師のうつ症状持ちは意外と多く、けっこう治療をしている人が多くいました。

このようなときに、交流分析スキルやコーチングNLPなどを知っていると、患者さんの巧みな言葉の表現やトリックに惑わされずに、看護師としての自分を健康的に位置し守ることができます。


ところが現実を言えばちょっと残念なことに、精神科の多くの医師は、治療のウエイトを投薬治療で治そうとする医師がかなりの数を占めていて、ナースは結局投薬による副作用の対処や観察に関わることが仕事として増えてしまい、私自身も結果傾聴にいかぬまま症状把握のみに終始し、看護資格以外にも学んだ心理学スキルが役に立つ場面にはなかなか出会えなかった残念な結果が残っています。


また、看護師の多くが心理学スキルを持っているかというと案外そうではなくて、傾聴がややできる程度で、交流分析全体像を知らない看護師も多くいるわけで、そこは自分もがっがりするポイントになってしまいます。だって、看護師同士の考察が交流分析的にできないんですもの。

患者さんの仕掛ける複雑な心理ゲームのトリックは、そのカラクリを知らぬ看護師を陥れ、その罠にまんまと引っかかり自虐的になってしまう看護師が増えると、ステーション内の機能が落ちてしまいます。

精神科にもう少し心理学スキルが使えるナースを多く配置してほしかったな~、と、膝の故障で満期退職前に辞める羽目になった私としては、大変残念な思い出として残っています。


私が医療現場を離れて13年。どんな風に治療現場は変わっていったでしょうか。

心療内科やメンタルクリニックが増えたにもかかわらず相変わらず専門医師が少なく過剰な精神薬の横行が氾濫しているのを見聞きすると、とても残念な思いがします。知り合いの人から薬袋を見せてもらったときに、当人の訴える症状に対して過剰な投薬がなされているときは本当にびっくりします。




医師にかかる時のポイントなど、アドバイスも幾らかお役に立てるものを持っていますから、気軽にお尋ねいただけると嬉しいです。




それではまた


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