曇りガラスの向こう側へ

正統派のフリーランス心理カウンセラーです

問題を抱えているのは誰ですか? の続きです。

少し前に書いていました下の記事。


お母さんの認知症の進み具合で相談をくださった相談者さんは、45歳の独身のお嬢さんでした。

もしや発達障害がお有りでないかしら?と思い、一度検査をしてもらってはと助言したら、年末に受けて来られ、結果表を持って私のカウンセリングを受けたいと申し込んでこられました。

場所は北九州。たまたま私がこの日北九州出張の時だったので、この地域に住んでいるこの方と駅近くの喫茶店でお会いしました。

静かな音楽の流れる純喫茶店で、隅のテーブルでゆっくり談話をすることができました。

カウンセリングはこのようにクライエントさんの住む近くまで行ってすることもあります。特殊な事情があって周りに気を使う必要さえ無ければ、私は喫茶店でも何処へでもお伺いしますよ。この日はたまたま別用で私が来る日と重ね合わせたので、こんな時は交通費をいただくことはありません。

コーヒーとケーキを注文して、その間エゴグラムを書いてもらいます。



こちらはアドバイス


発達障害があるかどうかの検査表は、各都道府県市町村にある発達障害支援センターで受けることができ、下のような結果表を受け取ることができます。

守秘義務励行のため、ぼかします。



交流分析的考察は、テストの結果でわかったその人の苦手部分や得意部分を照らし出し、アドバイスを行います。特に思考を言語化することを不得手とする結果が出ていました。一方でエゴグラムでは、推測した通り、この方は、規範的な厳しさと同様に相手に従順であるという相矛盾した両極端な自我を持っていて、一見人格に両極性があるように見え、支配的である部分と他者に頼ってしまう部分が同居している、とても生き辛さを持っているということがわかります。この生き辛さは、もしかしたら発達障害も手伝っているかもしれません。


自分が楽しむことはできるけれども、人にはあまり優しく振る舞えず、前回相談のあった認知症を起こし始めているお母さんにとても厳しい態度で、あまり理解を示すことができませんでした。

アドバイスは、お母さんの体に触れて、優しさを伝える。お母さんの手に触れることをする。例えばハンドマッサージや手を握って時々一緒に歩く、などです。

さらに、ものごとを客観的に見るのが苦手な事を克服するために、新聞のコラムを読んで、筆者が言わんとしていることを簡単に文にまとめる。新聞のチラシをよくみて、どんな広告が入っているか、どんなものが安いか、何枚入っているか、など、毎日調べてみる。ほかに、手帳を一冊準備して、職場の先輩別に付箋をつけ、各先輩から支持されたことをメモして、誰が何を支持したかなどを記録し、終わったら消すようにするなどして、優位な視覚を仕事に活かす。ブレインストーミングをして思考にあるものを可視化してみる、など勧めてみました。


お母様は少しずつ認知症が進み、自分の覚悟もだんだん必要になり、前に私と会った頃よりも母に少し優しくなれたかなと思うと言われました。

発達障害が自分にあると今受け入れることができたので、なんとなく自分の苦手だったことの理解が増したそうです。職場では今度自分のことをメモを見ながら表現して、理解を示してもらうように伝えたいと言われました。お顔もずいぶん穏やかな感じがしました。

今後は言語化するのが苦手な部分をメモにすることでずいぶん整理ができるようになると思いす。


喫茶店の雰囲気に気遣うことなくカウンセリングが終わって、とても素敵な笑顔で去っていかれました。私もとても安堵しました。



ところで、

この喫茶店のママさん、とっても素敵な人でしたよ。なんと!あったかいお湯が出てきたんです!

湯気が見えますか?



寒い外から入ってきた時、このお湯でまず一番に体も心もホットしました♡





それではまた

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